
メーカーによる保守サポートが終了したIT機器に対し、引き続き安定した運用を実現する手段として「第三者保守」が注目されています。EOSL(End of Service Life)を迎えたサーバーやストレージでも、第三者保守を利用すればコストを抑えつつ、必要なサポートが受けられます。本記事では、EOSL保守に強みを持つ第三者保守サービスの中から、とくにおすすめの3社を紹介していきます。
フィールドワン
会社名 | フィールドワン |
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住所 | 東京都新宿区原町3-87-4 NTビル1F |
電話番号 | 03-5368-2111 |
フィールドワンは、1982年創業の老舗第三者保守サービス会社です。「技術の向上」「思いやり」「迅速な行動力」をモットーとして、全国のユーザーにコンピュータ・ハードウェアの保守サービスを提供してきました。
ここでは、フィールドワンの特徴や魅力をくわしく紹介します。
創業40年以上の安定した保守対応実績
フィールドワンの最大の強みは、40年以上にわたって蓄積してきたノウハウと対応力です。大手メーカーが保守を打ち切った旧型機器に対しても、的確なサポートを提供できる体制が整っています。
常にシステムの延命・安定稼働のための研究開発に努めており、品質の高いサービスを低価格で提供しています。一般的なメーカー保守と比べて7割以下の費用でIT環境を継続することができ、コスト削減に役立ちます。
また、リプレースには膨大な予算と人件費がかかりますが、第三者保守サービスを利用することでEOSLのタイミングに左右される心配がなくなります。自社のタイミングでリプレースの時期をコントロールできる点は、企業にとって大きなメリットとなることでしょう。
大手企業を中心に約200社と保守契約
現在、フィールドワンでは、国内外の大手企業を含む約200社と第三者保守契約を結んでいます。特定業界に偏らず、製造業・金融・小売・学校法人など、さまざまな業種での導入実績がある点も安心材料です。
サービス対応範囲も広く、北は北海道から南は鹿児島県まで、幅広いエリアでサービスを提供しています。また、受付時間については、原則平日の9時から17時半までとなっていますが、オプションサービスで24時間365日受付も可能となっています。万が一のトラブルに対しても、最短即日のスピーディーな対応を徹底しているため、安心して任せられます。
34年以上前の機種も含めEOSL機種を継続サポート
一般的なメーカーの保守サービスだと、自社製品のみを対象としており、特定のメーカー以外は対象外となっています。一方、フィールドワンでは、さまざまなメーカー品に対応しており、製造から30年以上経過した機種でも対応できる体制が整っています。
世界中に広がるネットワークから古い機種のパーツを取り寄せており、恒温槽で温度負荷テストや長時間のロングランテストなどを実施しています。厳しい検査にクリアした約12,000点の部品を常時取り揃えているため、継続的なサポートが可能です。
GET IT
会社名 | GET IT |
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住所 | 東京都中央区築地3-7-10 JS築地ビル4F |
電話番号 | 03-5166-0900 |
GET ITは、東京都中央区に本社を構えるIT機器の第三者保守サービス会社です。IT資産のライフサイクルを見据えた一貫対応が特徴的です。
ここでは、GET ITの特徴や魅力をくわしく紹介します。
幅広いメーカー品の延長保守に対応
GET ITの最大の強みは、幅広いメーカー品に対応している点です。DELL TechnologiesやFUJITSUをはじめ、数多くのメーカーの延長保守に対応しています。
社内には、研究開発に特化したR&Dチームがあり、今後需要が見込まれるメーカー・機種の開発にいち早く取り組んでいます。難しいと言われる希少機種についても、長年の開発力・知見から保守手順を見出し、確立させてきた実績があります。
また、未来を見据えてEOSL前の機器に関しても、先行して保守手順の開発に取り組んでいます。メーカー保守修了前から機器の安定運用を続けたい企業にとって、頼れるパートナーと言えるでしょう。
独自の調達ルートを活かして常時3万台以上の機器をストック
GET ITでは、自社倉庫に常時3万台以上の機器・パーツを保有しています。国内でもトップクラスの在庫規模であり、緊急時の部品交換や入れ替え対応にもスピーディーに対応できます。
さらに、独自の調達ネットワークを活かして、すでに製造中止となっている機種に対応したパーツも入手可能です。EOSLを迎えた機器でも安心して運用を続けるための強力なバックアップが整っています。
2,200社を超える豊富な導入実績
GET ITの第三者保守サービスは、これまでに2,200社を超える企業で採用されてきました。利用企業は、大手上場企業からベンチャー企業、区官庁まで多岐にわたります。
GET ITが選ばれる理由のひとつが、全国どこでも対応可能という点です。全国に保守拠点を持つパートナーと連携し、スピーディーな対応を徹底しています。
24時間365日いつでも対応が可能なので、万が一夜間にシステムダウンが起こったとしても迅速な解決を実現します。
Park Place
会社名 | Park Place |
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住所 | 東京都品川区東品川2丁目2番4号天王洲ファーストタワー23階 |
電話番号 | 03-5781-7455 |
Park Placeは、世界190カ国以上でサービスを展開する第三者保守のリーディングカンパニーです。日本にも法人を構え、グローバル基準の高品質なサポートを提供しています。
ここでは、Park Placeの特徴や魅力をくわしく紹介します。
グローバルに展開する第三者保守のリーディングカンパニー
Park Placeは、1991年にアメリカで設立されて以来、第三者保守市場の先駆者として世界中の企業をサポートしてきました。サーバー・ストレージ・ネットワーク機器を中心に、主要なITメーカーすべてに対応可能な技術力を誇ります。
NEC・富士通・日立といった国内メーカーはもちろん、HP・Cisco・DELL・EMCなどのグローバルメーカーにも幅広く対応しています。海外に拠点を持つ日本企業や、外資系企業からの信頼も厚く、多拠点にまたがるグローバルサポートにも強みを発揮しています。
これまでに、21,500社以上の企業をサポートしており、業界のリーディングカンパニーとして信頼されています。
フルオートメーション化された保守
Park Placeでは、独自で開発した保守プラットフォーム「ParkView」を活用し、IT機器の監視・故障検知・保守対応をフルオートメーションで実施しています。これにより、トラブル時には人の手を介さずとも自動でチケットが発行され、適切な修理対応が行われます。場所・時間を問わずマルチリンガルのカスタマーサポートが受けられるので、非常時の問題解決に役立ちます。
保守業務の効率化とスピード化により、IT担当者の負担を軽減しつつ、安定した運用環境を実現します。
業界初の初回修理保証制度
Park Placeでは、第三者保守業界では珍しい「初回修理保証制度」を導入しています。これは、5日以内に同機器で障害が起こった際に、そのデバイスでの1か月のサポートが無料で受けられる制度のことです。
技術力に絶対の自信があるからこそ実施できるサービスであり、初めて第三者保守を利用する企業にとっては非常に大きな安心感となります。
まとめ
メーカーによる保守サポートが終了(EOSL)したIT機器でも、第三者保守サービスを活用することで継続的に運用することが可能です。機器をすぐに買い替える必要がなくなるため、コスト削減やライフサイクルの延命にもつながります。また、メーカーに比べて柔軟な対応やサポート範囲を持つ第三者保守会社であれば、現場の課題に即したきめ細かい支援が受けられるのも大きなメリットです。近年は、国内外問わず高い技術力と豊富な実績を持つ企業も増えており、安心して任せられる環境が整っています。今回紹介した第三者保守サービスが気になる方は、まずは気軽に問い合わせてみましょう。本記事が参考になれば幸いです。