メーカーサポート終了後も安心!第三者保守のメリットと注意点完全ガイド

公開日:2025/08/15
第三者保守のメリットと注意点

メーカー公式サポート終了後もIT機器を安心して使い続けたい企業に注目されているのが第三者保守です。メーカーとは異なる独立企業が、中古部品を使いながら修理やメンテナンスを行い、コスト削減や機器延命を実現します。ただし、ライセンス管理や部品調達など注意点もあり、導入前の確認が不可欠です。

第三者保守とは?メーカー保守との違いをわかりやすく解説

IT機器の導入企業にとって、メーカーの公式サポート期間が終了した後の機器保守は大きな課題です。そんな中で注目されているのが第三者保守です。第三者保守とは、メーカーの公式サポート終了後も、そのIT機器(サーバー、ストレージ、ネットワーク機器など)を引き続き使いたい企業に向けて、メーカー以外の独立した専門企業が提供する保守サービスのことを指します。

メーカー保守とは?

メーカー保守は、IT機器の製造元が提供する公式サポートで、通常は機器購入から5〜7年程度の期間で提供されます。この間、ハードウェアだけでなくソフトウェアやOSのサポートも含まれ、新品の部品やメーカー修理品を用いて修理や交換が行われます。

保守内容はメーカーの方針に依存するため、サポート範囲は厳密に決められており、ライセンスの管理なども一体的に行われます。

第三者保守の特徴

一方、第三者保守は、メーカーとは異なる独立した保守専門企業が運営します。対象は主にメーカーの保守期間が終了したハードウェアであり、ソフトウェアやOSのサポートは基本的に含まれません。サービス内容は、故障時の部品交換、修理、メンテナンスなどに集中しています。

特徴的なのは、部品供給に中古再生品や市場から調達した部品が用いられることが多い点です。これにより、新品部品が入手困難になった機器でも保守が可能になります。また、メーカー保守とは異なり、顧客のニーズに合わせた柔軟な対応が可能で、複数メーカーの機器をまとめてサポートすることもできます。

第三者保守がもたらすコスト削減と機器延命のメリット

第三者保守を選ぶ企業が増えている理由は、何よりコスト面と機器の延命に大きなメリットがあるからです。

コスト削減

メーカー保守は公式サービスとしての信頼性が高い反面、保守費用が高額になりがちです。とくに公式サポートが終了間近の機器は、保守更新費用が急増するケースも少なくありません。

これに対し、第三者保守は中古部品を活用することでコストを大幅に抑えられるがあります。結果として、IT機器の保守にかかる総コストを減らせるため、企業の運用負担が軽減されます。

機器の延命と柔軟な対応

メーカーサポート終了後も第三者保守を利用すれば、同じ機器を継続利用できます。これによりリプレイスのタイミングを無理に早める必要がなくなり、資産の有効活用が可能です。とくに大量の機器を導入している企業やシステムの安定稼働を最優先する現場にとっては大きなメリットです。

また、複数メーカーの機器を一括で保守する柔軟性も魅力のひとつです。メーカーごとに保守を分ける必要がなく、運用管理の効率化につながります。

環境負荷の軽減

中古部品の再利用によって、廃棄物の削減や資源の有効活用が促進される点も注目されています。持続可能な社会を目指す企業にとって、第三者保守は環境配慮の観点からも選択肢のひとつとなっています。

導入前に確認したい第三者保守の注意点とポイント

第三者保守は多くのメリットをもつ一方で、導入にあたっては注意すべきポイントも存在します。

ライセンス管理の複雑さ

第三者保守では、基本的にソフトウェアやOSのサポートは含まれません。なかでもライセンスに関しては、再取得や再投入が必要となるケースがあります。

これらの手続きや管理が適切に行われないと、法的なリスクや運用トラブルを招く恐れがあるため、事前に詳細を確認し対応策を講じる必要があります。

部品の入手性と品質

中古再生品や市場から調達した部品を利用するため、部品の在庫状況や品質は常に安定しているとは限りません。希少部品の場合、供給が途絶える可能性もあります。このため、どの程度の部品調達が可能か、保守企業の調達力や対応スピードをよく確認しましょう。

サポート範囲とサービス内容の確認

第三者保守サービスは提供企業によって内容や対応範囲が異なります。機器の種類や保守レベル、対応時間、修理期間など細かい条件を確認し、自社の運用ニーズに合致しているかを判断することが重要です。

また、保守契約の内容は細部まで確認し、不明点があれば契約前に質問することをおすすめします。

まとめ

メーカーの公式サポート終了後のIT機器の保守には、第三者保守という有効な選択肢があります。メーカー保守と比較すると、コスト削減や機器延命、複数メーカー対応などの柔軟性、さらには環境負荷軽減といったメリットが大きいのが特徴です。ただし、ライセンス管理や部品調達の課題、サポート範囲の違いなど注意すべき点も存在します。導入にあたっては、信頼できる第三者保守企業を選び、サービス内容をしっかり把握した上で契約することが大切です。IT機器の長期運用を目指す企業にとって、第三者保守は賢いコスト管理と安定稼働を両立させるための重要なパートナーとなるでしょう。

Recommend Table

おすすめの第三者保守サービス比較表

イメージ
引用元:https://field-one.com/

引用元:https://www.netone-next.co.jp/

引用元:https://www.isskk.com/

引用元:https://www.parkplacetechnologies.com/ja/

引用元:https://www.evernex.com/ja/

引用元:https://www.atc.co.jp/

引用元:https://www.get-it.ne.jp/
会社名フィールドワンネットワンネクストインフォメーション・システム・サービスパークプレイステクノロジーズEvernexアプライドテクノロジーゲットイット
特徴設立40年以上、大手企業を中心に200社以上の保守実績を持つ24時間365日の運用保守体制&デリバリー体制IBM社メインフレーム装置の保守を中心に、マルチベンダー保守対応やハード障害通知サービスなどを提供平均15年以上のメーカー経験を持つフィールドサービスとバッジ付きの上級L3エンジニアがサービスを提供資産寿命の延長と包括的なマルチベンダーデータセンターメンテナンスにおいて40年の経験がある「第三者保守」+「ICTインフラ構築サービス」で保守、次なるシステムの提案とトータルサポートが可能顧客の状況に応じてオーダーメイドの保守サービスにも柔軟に対応
創業年1982年2019年1997年1991年(US本社)記載なし(40年以上の経験)1984年2001年
導入されている主な業界電気機器、電気・ガス、化学など金融機関、SIer、通信事業者など金融業、製造業、流通・アパレルなど小売業、医療系、飲料メーカーなど記載なしリース会社、システム会社、製造業などトヨタ自動車株式会社、コクヨ株式会社、アコム株式会社など
対応機器メーカーDEC、Oracle、富士通、Fujitsu、Dell、HP、EMC、Sun、NetAPP、Bloadcom、CISCO、Fortinet、F5、Panasonic、AlliedTelesisCisco Systems、Juniper Networks、Brocade、Extreme、ADVA、APRESIA、Citrix Systems、Ruckus Networks、FUJITSUなどIBM、HP、CISCO、ORACLE(Sun)、EMC、Lenovo、Brocade、NetApp、F5、JuniperDell EMC、IBM、Lenovo、Cisco、HITACHI、Dell 、intel、HPE、NetApp、Juniper、Sun/OracleBroadcom、BULL、Cisco、DEC、DELL EMC、Fujitsu、HITACHI、Huawei、IBM、Juniper、Netapp、SUN OracleなどCisco、HP、DELL、Juniper、IBM xSeries、Oracle・Sun、DELL EMC、NetApp、YAMAHA、富士通、NEC、HITACHI、AS/400などCisco、Dell、FUJITSU、Hitachi、IBM、三菱、NEC、NetApp、OKI、SEIKO、SONY、Oracle、TOSHIBA、YAMAHAなど
実績に関する記載・設立から40年以上
・200社以上、約2,000システムの保守実績
・電気業界で上位20社中18社など、各業界のトップ企業がフィールドワンを採用
・34年以上前のシステムも延命
・豊富なICT基盤販売実績・元IBM技術員を中心に、高い保守サービスを提供
・金融系を中心にした高い運用実績
・180か国でサービスを提供
・2万1,500社以上をサポート
・SLAコミットメント率93%
・50万以上のシステムをサポート
・2021年保守契約締結件数1584件
・設立から40年以上
・サービス導入実績累計1,800社以上
・「ホワイト企業大賞」特別賞受賞、「働きがいのある会社ランキング」入賞
対応地域全国全国大阪市、名古屋市に営業所あり国内22か所に保守部品倉庫あり記載なし全国全国
会社所在地〒162-0053 東京都新宿区原町3-87-4 NTビル1F 〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-7-2JPタワー本社
〒115-0045 東京都北区赤羽2-51-3 NS3ビル
〒140-0002 東京都品川区東品川2丁目2番4号天王洲ファーストタワー23階〒170-0013 東京都豊島区東池袋2-13-14 マルヤス機械ビル6F 6F-A号室本社
〒162-0822 東京都新宿区下宮比町 2-26
KDX飯田橋ビル 3F
本社
〒104-0045 東京都中央区築地3-7-10 JS築地ビル4F
問い合わせ方法電話・FAX・メールフォームメールフォームメールフォーム電話・メールフォーム電話・メールフォーム電話・メールフォーム電話・メールフォーム
詳細リンク詳細はこちら詳細はこちら詳細はこちら詳細はこちら詳細はこちら詳細はこちら詳細はこちら
公式サイト公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら