サーバーの寿命はどのくらい?交換の判断基準を解説

公開日:2024/04/30
寿命

サーバーの寿命はどのくらいなのでしょうか。メーカーは正確な寿命を提示していませんが、5年前後ではないかといわれています。とはいえ、なぜ5年と考えられているのでしょうか。今回はサーバーの寿命が何年くらいなのか、老朽化したまま放置したらどうなってしまうのか、交換するタイミングはいつなのかについて解説します。

サーバーの寿命は何年?

サーバーの寿命は概ね5年程度といわれています。その根拠となっているのが税法上の決まりです。税法上ではサーバーの耐用年数が5年と設定され、5年たつと資産としてほぼ価値がなくなるとされているからです。

メーカーの保証期間もそれに合わせて5年から6年としていることが多いようです。しかし、この5年という寿命の根拠はあくまでも税法上の決まりに従ったもので、実際は使用する環境や増設などによって寿命が大きく変わります。

一般的な使用条件よりも負荷が高い環境で使用したものは、そうではないものに比べて寿命が短くなりがちです。接続する機器や動作環境によっても年数が大きく異なります。

現実を見てみると6年以上経過したサーバーも少なくありませんので、一概に5年で使えなくなるといったものではありません。しかし、導入してから4年が経過したあたりから不具合が増えるといった声も耳にします。

そのことをふまえると、5年という寿命のせいっては当たらずとも遠からずといったところではないでしょうか。少しでも寿命を延ばすにはサーバーを物理的に清潔に保つメンテナンスが必須です。

1〜2年おきに電源を落として徹底的に掃除し、たまっているほこりを一掃しましょう。ほこりを取る方法としてはエアダスターなどでほこりを吹き飛ばす方法のほかに、掃除機で中にたまったほこりを吸い出す方法などがあります。

こまめに清掃するなどメンテナンスをしっかり行うことでほこりをかぶった状態で放置するよりも寿命を延ばせるでしょう。

サーバーの老朽化によるリスクとは

経年劣化して老朽化したまま放置するとどのようなリスクが発生するのでしょうか。老朽化にともなうリスクは作業効率・ハードウェア・セキュリティの3つの面で存在します。それぞれの内容を見てみましょう。

1つ目の問題は老朽化による作業効率の低下です。作業効率が低下する理由は、データが内部にたまりシステムに与える負荷が増加してしまうため処理能力が低下するからです。作業効率の低下は業務効率の低下に直結する問題ですので、できるだけ早く改善する必要があります。

2つ目の問題はハードウェアとしてのサーバーの劣化です。精密機器であるマザーボードやCPU、メモリ、ハードディスクなどのハードウェアは使用するにつれ経年劣化していきます。劣化が進めば進むほど不具合の発生確率が上昇します。

ハードの老朽化の兆候としては、動作の不安定化や予期しないエラーが頻発することなどです。こうした兆候を放置すると突然サーバーが停止するといった事態に発展する恐れがあります。一度止まってしまうと、完全復旧が難しくなる恐れがあるため、兆候が表れたときには速やかに対応する必要があります。

最悪の場合、データが消失してしまい顧客からの信頼を失ってしまうかもしれません。停止によりサービスの提供が滞ってしまえば事業に大きな悪影響を与えてしまうでしょう。

2つ目の問題老朽化したサーバーはセキュリティ面でも問題を抱えています。OSやシステムにメーカーによるサポート期間が設定されていますが、サポート期間が終わっても機器を使い続けると、セキュリティの穴をフォローするセキュリティパッチが更新されなくなり、脆弱なまま運用し続けることになります。

セキュリティに穴があるのを放置すると、ウイルスの感染やハッキングによって貴重なデータや顧客関連のデータが盗まれる恐れがあり、企業としての信頼性が失墜してしまうかもしれません。情報を守るためにも、老朽化したものは交換しなければなりません

サーバーリプレースする判断基準は?

サーバーリプレースとは老朽化したサーバーを新しいものに交換することです。交換を判断する基準は3つあります。

1つ目は耐用年数である5年が近づいたときです。利用している不具合が目立つのは導入から4年たったころです。老朽化して機能が低下しているから不具合が頻発するわけですから、4年目に導入を検討するのが無難です。

もし、自社のサーバーが5年以上経過しているのであれば、状態がかなり不安定になっていることが想定されます。データ移行時に損失などが発生するリスクが高いので、サーバーリプレースは慎重に行わなければなりません。

2つ目は年数に関わらず、調子が著しく悪くなったときです。フリーズしたり、頻繁に再起動したり、エラーメッセージが表示されたりしたらできるだけ早急にサーバーリプレースを実施したほうがよいでしょう。

3つ目はOSのサポート期間が終了したときです。サポートが終了したままで使用しているとセキュリティ面で脆弱となり、ハッキングの被害に遭う可能性が高くなるためできるだけ早くサーバーリプレイスを実行したほうがよいでしょう。

まとめ

今回はサーバーの寿命や老朽化したサーバーのリスク、サーバー交換のタイミングについて解説しました。サーバーも消耗品であるため長年使用していれば経年劣化し老朽化します。老朽化したものをそのまま使用するとデータが失われたりウイルス感染やハッキングの被害を受けたりして大切なデータが流出する恐れがあります。起動しない、エラーメッセージが出るといった状態になったら速やかに交換したほうがよいでしょう。

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特徴設立40年以上、大手企業を中心に200社以上の保守実績を持つ24時間365日の運用保守体制&デリバリー体制IBM社メインフレーム装置の保守を中心に、マルチベンダー保守対応やハード障害通知サービスなどを提供平均15年以上のメーカー経験を持つフィールドサービスとバッジ付きの上級L3エンジニアがサービスを提供資産寿命の延長と包括的なマルチベンダーデータセンターメンテナンスにおいて40年の経験がある「第三者保守」+「ICTインフラ構築サービス」で保守、次なるシステムの提案とトータルサポートが可能顧客の状況に応じてオーダーメイドの保守サービスにも柔軟に対応
創業年1982年2019年1997年1991年(US本社)記載なし(40年以上の経験)1984年2001年
導入されている主な業界電気機器、電気・ガス、化学など金融機関、SIer、通信事業者など金融業、製造業、流通・アパレルなど小売業、医療系、飲料メーカーなど記載なしリース会社、システム会社、製造業などトヨタ自動車株式会社、コクヨ株式会社、アコム株式会社など
対応機器メーカーDEC、Oracle、富士通、Fujitsu、Dell、HP、EMC、Sun、NetAPP、Bloadcom、CISCO、Fortinet、F5、Panasonic、AlliedTelesisCisco Systems、Juniper Networks、Brocade、Extreme、ADVA、APRESIA、Citrix Systems、Ruckus Networks、FUJITSUなどIBM、HP、CISCO、ORACLE(Sun)、EMC、Lenovo、Brocade、NetApp、F5、JuniperDell EMC、IBM、Lenovo、Cisco、HITACHI、Dell 、intel、HPE、NetApp、Juniper、Sun/OracleBroadcom、BULL、Cisco、DEC、DELL EMC、Fujitsu、HITACHI、Huawei、IBM、Juniper、Netapp、SUN OracleなどCisco、HP、DELL、Juniper、IBM xSeries、Oracle・Sun、DELL EMC、NetApp、YAMAHA、富士通、NEC、HITACHI、AS/400などCisco、Dell、FUJITSU、Hitachi、IBM、三菱、NEC、NetApp、OKI、SEIKO、SONY、Oracle、TOSHIBA、YAMAHAなど
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